ステルスアイアンの飛距離の目安は?番手別・ヘッドスピード別に徹底解説!

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テーラーメイドから発売され、その圧倒的な飛距離性能とやさしさで多くのアマチュアゴルファーの心を掴んだ「ステルスアイアン」。
ドライバーの印象が強いステルスシリーズですが、アイアンも革新的なテクノロジーが満載で、「とにかく飛ぶ」「ミスに強い」と高い評価を得ています。

しかし、実際に購入を検討するとなると、「自分のヘッドスピードでどれくらい飛ぶんだろう?」「今使っているアイアンと比べて飛距離は伸びるの?」といった疑問が湧いてきますよね。

この記事では、そんな疑問を解消すべく、ステルスアイアンの飛距離の目安を番手別・ヘッドスピード別に詳しく解説します。さらに、なぜステルスアイアンがこれほど飛ぶのか、その秘密である先進テクノロジーや、どんなゴルファーにおすすめなのかまで、わかりやすくご紹介します。

ステルスアイアンの飛距離の目安【番手・ヘッドスピード別】

ステルスアイアンの最大の魅力は、なんといってもその飛距離性能です。 従来のアイアンよりも1〜2番手飛ぶとも言われていますが、具体的にどれくらいの飛距離が期待できるのでしょうか。ここでは、番手別のロフト角を基にした飛距離の目安と、ゴルファーのパワーの指標となるヘッドスピード別の飛距離目安をそれぞれご紹介します。

番手別の飛距離目安一覧表

ステルスアイアンは、ボールを遠くへ飛ばすためにロフト角が通常よりも立っている「ストロングロフト設計」が採用されています。 例えば、7番アイアンのロフト角は28度となっており、これは一般的なアイアンの6番や5番に相当する角度です。 この設計により、ボール初速が上がりやすく、大きな飛距離を生み出すことが可能になります。

以下に、一般的なアマチュアゴルファーのヘッドスピード(HS)を想定した、ステルスアイアンの番手別飛距離目安をまとめました。ご自身の飛距離と比較してみてください。

【ステルスアイアン 番手別ロフト角と飛距離目安】

番手 ロフト角 飛距離目安 (HS 40m/s前後)
5番 21.0° 180〜195ヤード
6番 24.0° 170〜185ヤード
7番 28.0° 155〜170ヤード
8番 32.0° 140〜155ヤード
9番 37.0° 130〜145ヤード
PW 43.0° 115〜130ヤード
AW 49.0° 100〜115ヤード
SW 54.0° 85〜100ヤード

※飛距離はヘッドスピードやミート率、使用ボールなどによって大きく変わるため、あくまで目安として参考にしてください。

表を見ていただくと分かる通り、特にミドルアイアンからロングアイアンにかけて、従来のアイアンよりも大幅な飛距離アップが期待できます。口コミでも「6番アイアンで180ヤード近く飛ぶ」「1番手以上飛ぶようになった」という声が多く見られます。 140ヤードを打ちたい場合、一般的な男性ゴルファーなら9番アイアンが目安となるでしょう。

ヘッドスピード別の飛距離目安

アイアンの飛距離は、ヘッドスピードに大きく左右されます。ステルスアイアンは、ヘッドスピードが35m/s〜43m/s程度のアベレージゴルファーが、最もその性能を発揮しやすいと言われています。 ここでは、ヘッドスピード別に7番アイアンの飛距離目安を見ていきましょう。

【ヘッドスピード別 7番アイアン(28°)の飛距離目安】

  • ヘッドスピード 35m/s 〜 38m/s: 約140 〜 155ヤード
  • ヘッドスピード 38m/s 〜 42m/s: 約155 〜 170ヤード
  • ヘッドスピード 42m/s 〜 45m/s: 約165 〜 180ヤード

ヘッドスピードが速い方ほど飛距離が伸びるのはもちろんですが、ステルスアイアンのすごいところは、ヘッドスピードがそれほど速くないゴルファーでも、テクノロジーの恩恵で飛距離を伸ばしやすい点です。 ただし、ヘッドスピードが35m/s未満の場合、ロフトが立っている影響でボールが上がりにくく、逆に飛距離をロスしてしまう可能性もあります。 そのような方は、後述する「ステルスHD」モデルや、より軽量なカーボンシャフトを選択肢に入れると良いでしょう。

【注意】ロフト角が飛距離に与える影響

ステルスアイアンの飛距離性能を語る上で欠かせないのが「ストロングロフト」です。 ロフト角が立つ(角度が小さくなる)と、インパクト時のエネルギーがより前方への力に変換されやすくなるため、ボール初速が上がり、飛距離が伸びるという仕組みです。 ステルスアイアンは、このストロングロフト設計に加え、後述する様々なテクノロジーによって、高初速とミスへの強さを両立させています。

しかし、良いことばかりではありません。ロフトが立つことのデメリットは、ボールが上がりにくくなり、スピン量が減少しやすい点です。 十分な高さとスピン量がないと、グリーンにボールが落ちてからランが多く出てしまい、狙った場所に止めにくくなることがあります。

このため、ステルスアイアンを使いこなすには、ある程度のヘッドスピードでボールを高く打ち出す力が必要になります。 テーラーメイドは、この点を補うために低重心設計を徹底し、ストロングロフトでもボールが上がりやすいように工夫していますが、ご自身のスイングタイプとの相性を考えることは非常に重要です。

なぜ飛ぶ?ステルスアイアンの飛距離性能を支えるテクノロジー

ステルスアイアンが驚異的な飛距離を生み出す秘密は、単なるストロングロフト設計だけではありません。そこには、テーラーメイドが長年培ってきた革新的なテクノロジーがいくつも詰め込まれています。ここでは、その代表的な技術をいくつかご紹介します。

低重心化を実現する「トウラップテクノロジー」

ステルスアイアンの大きな特徴の一つが「トウラップテクノロジー」です。 これは、ヘッドのトウ側(先端側)の金属を約10g取り除き、その余った重量をソール(底面)の後方部分に再配置するという画期的な技術です。

この設計により、クラブヘッドの重心をこれまで以上に低く、深くすることに成功しました。 重心が低いと、ボールの下側をヒットしやすくなるため、自然とボールが高く上がりやすくなります。 ストロングロフト設計はボールが上がりにくいというデメリットがありましたが、この超低重心化によってその弱点をカバー。高弾道で、かつ力強く飛んでいく理想的なショットを実現しやすくしているのです。

反発性能を高める「キャップバックデザイン」

「キャップバックデザイン」は、前作のSIM2 MAXアイアンから採用され、さらに進化したテクノロジーです。 これは、アイアンの背面(バックフェース)を軽量なポリマー素材で覆う、いわば”キャップ”をするような構造です。

このデザインのメリットは大きく二つあります。一つは、ヘッドの剛性を高め、インパクト時のエネルギー伝達効率を最大化できること。これによりボール初速が向上し、飛距離アップに直接的に貢献します。 もう一つは、この構造によって生まれた余剰重量を、ヘッドの最適な位置に再配置できる点です。これにより、前述の低重心化や寛容性の向上にも繋がっています。 まさに、飛距離とやさしさを両立させるための中心的な技術と言えるでしょう。

ミスヒットに強い「貫通型スピードポケット」

「貫通型スピードポケット」は、今やテーラーメイドのアイアンには欠かせないテクノロジーとなっています。 これは、ソール部分に設けられた溝のことで、フェース下部でのインパクト時にフェースがたわみやすくなる効果があります。

ゴルフでよくあるミスショットの一つに、ボールの上部を叩いてしまう「トップ」や、少し手前の地面を叩いてしまう「ダフリ」がありますが、これらはフェースの下部でボールを捉えることが多くなります。通常のアイアンでは、フェース下部で打つと極端に飛距離が落ちてしまいますが、スピードポケットがあると、フェース下部でも反発性能が維持され、ボール初速の低下を最小限に抑えてくれるのです。

このおかげで、多少芯を外しても飛距離のロスが少なく、安定してグリーンを狙うことができます。 「ミスに強い」と言われるステルスアイアンの寛容性を支える、非常に重要なテクノロジーです。

打感と打音を向上させる「エコーダンピングシステム」

「飛ぶアイアンは打感が硬い」というイメージを持つゴルファーは少なくありません。飛距離を追求する構造上、どうしてもインパクト時の振動が大きくなり、フィーリングが悪くなりがちでした。しかし、ステルスアイアンはその常識を覆します。

その秘密が「エコーダンピングシステム」です。 これは、ヘッド内部に配置された衝撃吸収材で、インパクト時に発生する余分な振動を効果的に吸収してくれます。

このシステムにより、ミスヒット時の不快な振動が軽減されるだけでなく、まるで軟鉄鍛造(フォージド)アイアンのような、柔らかく心地よい打感を実現しています。 飛距離性能だけでなく、ゴルファーが大切にするフィーリングの面でも妥協しない、テーラーメイドのこだわりが感じられるテクノロジーです。

モデル別の特徴と飛距離性能の違い

「ステルス」と一言で言っても、実はいくつかのモデルが存在します。スタンダードモデルの「ステルス アイアン」の他に、よりやさしさを追求した「ステルス HD アイアン」や、後継機である「ステルス2」シリーズなどがあります。それぞれに特徴があり、ターゲットとなるゴルファーも異なります。ここでは、各モデルの違いを比較してみましょう。

初代「ステルス アイアン」- 寛容性と飛距離の両立

この記事で主にご紹介しているのが、初代のスタンダードモデル「ステルス アイアン」です。このモデルの最大の特徴は、圧倒的な飛距離性能と、ミスヒットをカバーしてくれる高い寛容性を見事に両立させている点です。

「トウラップテクノロジー」や「キャップバックデザイン」といった先進技術により、ストロングロフト設計でありながら高弾道を実現し、力強く前に飛ぶ球が打ちやすくなっています。 見た目も比較的シャープで、構えた時にボテっとした印象が少ないのも人気の理由です。

幅広いレベルのゴルファーに対応できますが、特にアイアンの飛距離不足に悩んでいたり、ミスヒットしても飛距離が落ちにくい安定感を求めたりするアベレージゴルファーにとって、非常に強力な武器となるでしょう。

「ステルス HD アイアン」- より高弾道でドローバイアス

「ステルス HD アイアン」の「HD」は、「High Draw(ハイドロー)」を意味します。 その名の通り、スタンダードモデルよりもさらにボールが上がりやすく、つかまりやすい設計になっているのが特徴です。

具体的には、スタンダードモデルよりもロフト角が少し寝かせてあり(7番で30度)、ボールが自然と高く上がりやすくなっています。 また、重心の位置をヒール寄りに設計することで、ボールがつかまりやすくなる「ドローバイアス設計」が施されています。これにより、スライスに悩むゴルファーが、まっすぐ、あるいは軽いドローボールで飛距離を伸ばせるようサポートしてくれます。

ヘッド形状もやや大きめでソール幅も広く、ダフリのミスにも強いなど、やさしさを前面に押し出したモデルです。 ヘッドスピードが比較的ゆっくりな方や、ボールが上がりにくい、スライスが多いといった悩みを抱えるゴルファーに最適な選択肢と言えるでしょう。

ドローバイアスとは?
ゴルフクラブの設計において、ボールが右から左へ曲がる「ドローボール」が出やすいように重心などを調整すること。多くの右打ちアマチュアゴルファーが悩む「スライス(左から右へ曲がるボール)」を軽減する効果が期待できます。

「ステルス グローレ アイアン」- 日本のゴルファー向け軽量モデル

「ステルス グローレ」は、日本のゴルファーの体力やスイング特性に合わせて開発された、プレミアムな軽量モデルです。ステルスシリーズの飛距離性能と寛容性はそのままに、クラブ全体を軽量化することで、振りやすさを向上させています。

ヘッドスピードがそれほど速くないシニアゴルファーや女性ゴルファーでも、楽にクラブを振り抜くことができ、ヘッドスピードの向上も期待できます。結果として、安定して大きな飛距離を生み出すことが可能になります。

また、デザインも洗練されており、所有する喜びも感じられるモデルです。価格は他のステルスシリーズよりも高めに設定されていますが、パワーに自信はないけれど飛距離は諦めたくない、というゴルファーにとって、非常に魅力的な選択肢となるでしょう。

後継機「ステルス2」「ステルス2 HD」との比較

ステルスシリーズの後継として登場したのが「ステルス2」シリーズです。 基本的なコンセプトは初代ステルスを踏襲しつつ、さらなる性能向上を果たしています。

初代との大きな違いは、寛容性のさらなる向上です。 ステルス2では、内部構造の見直しや新たなテクノロジーの採用により、特にオフセンターヒット(芯を外した当たり)時のボール初速の落ち込みがさらに少なくなっています。 つまり、ミスショットした時の飛距離ロスや方向性のブレが、初代よりもさらに抑制されているのです。

また、「ステルス2 HD」は、初代HDモデルよりもさらにドローバイアス性能が強化され、より明確につかまりの良さを実感できる設計になっています。

飛距離性能だけで見ると初代とステルス2で劇的な差があるわけではありませんが、より安定して平均飛距離を伸ばしたい、ミスの幅を少しでも小さくしたい、という安定志向のゴルファーにはステルス2シリーズがおすすめです。一方で、コストパフォーマンスを重視するなら、価格がこなれてきた初代ステルスも非常に魅力的な選択肢と言えます。

ステルスアイアンがおすすめなゴルファーのタイプ

ここまでステルスアイアンの性能や特徴を見てきましたが、具体的にどのようなゴルファーにマッチするのでしょうか。その飛距離性能と寛容性の高さから、特に以下のような悩みを持つゴルファーにおすすめです。

飛距離不足に悩んでいるアベレージゴルファー

「同伴者にアイアンでいつも置いていかれる」「パー4のセカンドショットで、いつもウッドやユーティリティを持たなければならない」といった、アイアンの飛距離不足に悩んでいるゴルファーにとって、ステルスアイアンは非常に大きな助けとなります。

ストロングロフト設計と高初速を生み出すテクノロジーの相乗効果で、今使っているアイアンよりも1番手から2番手上の飛距離が手に入る可能性があります。 7番アイアンで楽に150ヤード以上を狙えるようになれば、コースマネジメントの幅が大きく広がり、ゴルフがもっと楽しく、そして楽になるはずです。

特に、ヘッドスピードが35m/s〜43m/s程度のアベレージゴルファーは、ステルスアイアンの性能を最大限に引き出しやすいターゲット層と言えるでしょう。

ミスヒットに強く、やさしいアイアンを求める方

ゴルフはナイスショットばかりではありません。特に100切りを目指すようなアベレージゴルファーにとっては、いかにミスショットのダメージを最小限に抑えるかがスコアメイクのポイントになります。

ステルスアイアンは、「貫通型スピードポケット」や進化した「キャップバックデザイン」など、ミスヒット時の飛距離ロスを抑えるテクノロジーが満載です。 これにより、少しトップしたり、芯を外したりしても、飛距離が極端に落ち込むのを防いでくれます。

「とにかくまっすぐ飛ばしたい」「ショットの安定感を高めたい」というゴルファーにとって、この高い寛容性は大きな安心感につながります。 スイングがまだ固まっていない初心者の方にも、ミスをクラブがカバーしてくれるという点で、おすすめできるアイアンです。

高い球でグリーンを狙いたい方

アイアンショットの目的は、ただ遠くへ飛ばすことだけではありません。グリーンを正確に狙い、ボールを止めることが重要です。そのためには、適切な高さの弾道が必要になります。

ステルスアイアンは、ストロングロフト設計でありながら、「トウラップテクノロジー」による徹底した低重心化により、ボールが上がりやすいという特徴も持っています。

これにより、高く上がってグリーンで止まる、いわゆる「キャリーで狙う」ショットが打ちやすくなります。 これまでボールが上がらずに、グリーン手前から転がして寄せていたゴルファーも、ステルスアイアンを使えば、直接ピンをデッドに狙っていくような、攻めのゴルフを展開できるかもしれません。トップ気味の当たりでもボールが拾いやすく、高く上がってくれるという声もあります。

まとめ:ステルスアイアンで理想の飛距離の目安を知り、スコアアップへ

この記事では、テーラーメイドのステルスアイアンについて、その飛距離の目安や性能を支えるテクノロジー、おすすめのゴルファータイプなどを詳しく解説しました。

ステルスアイアンは、ストロングロフト設計と革新的なテクノロジーの融合により、従来のアイアンの常識を覆すほどの飛距離性能と、ミスを恐れずに振っていける高い寛容性を兼ね備えた、多くのアマチュアゴルファーにとって心強い味方です。

番手別・ヘッドスピード別の飛距離目安を参考に、ご自身の飛距離と照らし合わせることで、ステルスアイアンがもたらすであろう飛距離アップを具体的にイメージできたのではないでしょうか。アイアンの飛距離不足に悩んでいたり、もっと楽にゴルフを楽しみたいと考えていたりする方は、ぜひ一度ステルスアイアンを試してみてください。きっと、あなたのゴルフを新たなステージへと導いてくれるはずです。

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