夏のゴルフ、プレー用のウェアは完璧に揃えたけれど、「ゴルフ場の行き帰りって、どんな服装が正解?」とクローゼットの前で固まってしまう女性は意外と多いのではないでしょうか。
特に夏は、暑さ対策とTPOをわきまえたファッションの両立が難しい季節です。 ゴルフ場の「顔」ともいえるクラブハウスでは、プレー中とは異なる服装のマナーが求められます。 ドレスコードはゴルフ場によって様々ですが、基本を知っておけば、どんなゴルフ場でも気後れすることなく、おしゃれを楽しむことができますよ。
この記事では、夏のゴルフ場の行き帰りにおける女性の服装マナーを、OK・NG例を交えながらやさしく解説します。 周囲に好印象を与えるコーディネートのポイントや、賢い着替えのコツ、あると便利な持ち物まで、この記事を読めば夏のゴルフ準備は万端です。
夏のゴルフ場、行き帰りの服装マナー【女性編】
ゴルフは紳士淑女のスポーツと言われるように、プレーだけでなく、クラブハウスでの立ち居振る舞いや服装にもマナーが求められます。特に夏の行き帰りの服装は、ラフになりがちなので注意が必要です。 ここでは、女性が夏のゴルフ場へ行く際に押さえておきたい服装の基本マナーをご紹介します。
なぜ行き帰りの服装が重要なの?クラブハウスでの基本マナー
ゴルフ場のクラブハウスは、単なる受付や着替えの場所ではありません。 レストランやラウンジが併設され、他のプレーヤーやメンバーと交流する社交の場としての側面も持っています。 そのため、高級ホテルのロビーやレストランに出入りするような、品のある服装を心がけるのが基本です。
カジュアルすぎる服装は、他の利用者に不快感を与えたり、ゴルフ場の品位を損ねてしまったりする可能性があります。 また、名門と呼ばれる格式高いゴルフ場では、ドレスコードが厳しく定められており、服装によっては入場を断られてしまうケースも。
たとえ暑い夏であっても、Tシャツやサンダルのようなラフな格好は避け、周囲への配慮を忘れず、その場にふさわしい服装を選ぶことが、ゴルファーとしての大切なマナーなのです。
【OK服装】夏の定番!ワンピースやきれいめカジュアル
夏のゴルフ場の行き帰りで最もおすすめなのが、ワンピースです。 一枚でコーディネートが完成し、着替えも楽ちん。 襟付きのシャツワンピースなら、きちんと感と涼しさを両立できます。 素材は、リネンやコットンなど、通気性が良く涼しげなものを選ぶと良いでしょう。
パンツスタイルの場合は、きれいめのブラウスに、スラックスやチノパンなどを合わせるのがおすすめです。 スカートを選ぶ際は、短すぎるものは避け、膝が隠れるくらいの丈が上品で好印象です。
【NG服装】これだけは避けたい!夏のNGファッション
クラブハウスで浮いてしまわないためにも、避けるべき服装を知っておくことが大切です。 いくら暑くても、以下のようなカジュアルすぎるアイテムや露出の多い服装はマナー違反とみなされることがほとんどです。
特に注意したいのが、デニム素材のアイテムです。ジーンズはもちろん、デニムスカートやGジャンもNG。 また、Tシャツやスウェット、ジャージといった部屋着に見える服装も避けましょう。
足元は、サンダル(ビーチサンダルやクロックスなど)、ミュールは基本的にNGです。 スニーカーもカジュアルすぎる印象を与えるため、避けた方が無難でしょう。
名門コースとカジュアルコースでの服装の違い
ゴルフ場のドレスコードは、そのゴルフ場の「格」によって大きく異なります。 誰もが知るような名門ゴルフ場では、男性にジャケット着用を義務付けている場合が多く、女性もそれに準じた、よりフォーマルな服装が求められます。 夏場でも薄手のジャケットを持参するのが安心です。
一方、近年増えているカジュアルなゴルフ場では、ドレスコードが比較的緩やかな場合があります。 しかし、カジュアルコースであっても、最低限のマナーとして、Tシャツやジーンズ、サンダルといったラフすぎる服装は避けるべきです。
初めて訪れるゴルフ場の場合は、必ず事前に公式ホームページなどでドレスコードを確認する習慣をつけましょう。 一緒に行くメンバーがいる場合は、服装のテイストを相談しておくと、一人だけ浮いてしまう心配がなく安心です。
【シーン別】夏のゴルフ女子向け!行き帰りのおすすめコーディネート

マナーは分かったけれど、具体的にどんなコーディネートをすれば良いの?という方のために、ここからはシーン別におすすめのコーディネートをご紹介します。上品さ、涼しさ、動きやすさを兼ね備えたスタイルで、行き帰りもおしゃれに楽しみましょう。
上品で涼しげ!ワンピースで作るきれいめスタイル
夏の行き帰りコーデに迷ったら、まず頼りになるのがワンピースです。 一枚で品のあるスタイルが完成し、ゴルフ場に到着してからの着替えもスムーズ。 特に、襟付きのデザインやシャツワンピースは、きちんと感がありゴルフ場の雰囲気にぴったりです。
素材は、見た目にも涼しいリネンやコットン、シワになりにくいカットソー素材などがおすすめ。 色は、爽やかな白やブルー、グリーン系を選ぶと夏らしい印象になります。
ただし、リゾート感の強い派手な柄物や、露出度の高いデザインは避けましょう。 あくまでも「きれいめ」を意識し、丈は膝が隠れるものを選ぶと安心です。 冷房対策として、薄手のカーディガンやジャケットを一枚持っていくとさらに良いでしょう。
アクティブな印象に!パンツスタイルのお手本コーデ
動きやすさを重視するなら、パンツスタイルがおすすめです。ただし、カジュアルになりすぎないように注意が必要です。トップスには、きれいめのブラウスや襟付きのシャツを合わせましょう。 シフォン素材やとろみ感のあるブラウスを選ぶと、女性らしさがアップします。
ボトムスは、センタープレスの入ったスラックスやアンクルパンツを選ぶと、きちんと感が出ます。 ストレッチの効いた素材なら、長時間の移動も快適です。色は、白、ベージュ、ネイビーなどのベーシックカラーを選ぶと、どんなトップスとも合わせやすく着回しが効きます。
ユニクロの「感動パンツ」などは、軽量でストレッチ性も高く、シワになりにくいため、ゴルフの行き帰り用として愛用している女性ゴルファーも多いようです。
女性らしさを演出!スカートスタイルの着こなし術
スカートスタイルは、女性らしさを演出しやすいコーディネートです。 ゴルフ場の行き帰りでは、フレアスカートやプリーツスカートなど、揺れ感が美しいデザインが素敵です。 ただし、丈が短すぎるものはNG。 必ず膝丈以上のものを選び、上品さをキープしましょう。
トップスは、シンプルなサマーニットやブラウスを合わせるのがおすすめです。スカートに柄がある場合はトップスを無地に、スカートが無地ならトップスに少しデザイン性のあるものを選ぶと、バランスの良いコーディネートになります。
夏場でも、素足はマナー違反と見なされることがあるため、ストッキングや靴下を着用するのがベターです。 プレーでレギンスを履く予定なら、行きからスカートの下に履いておくと、着替えがスムーズになりますよ。
足元のおしゃれも忘れずに!靴選びのポイント
服装だけでなく、靴選びも重要なポイントです。クラブハウスでは、ローファーやヒールの低いパンプスなど、落ち着いたデザインの靴を選びましょう。 ヒールが高すぎるピンヒールは、クラブハウスの床を傷つける可能性があるため避けましょう。
夏はサンダルを履きたくなりますが、かかとが固定されていないミュールや、カジュアルなビーチサンダル、クロックスなどはマナー違反です。 つま先やかかとが露出しない、品のある靴を選んでください。
もちろん、ゴルフシューズのままクラブハウスに入るのは厳禁です。 ゴルフシューズは必ずシューズケースに入れ、ロッカールームで履き替えるようにしましょう。
| OKな靴 | NGな靴 |
|---|---|
| ローヒールのパンプス | サンダル、ミュール |
| ローファー | スニーカー |
| ドライビングシューズ | ブーツ(デザインによる) |
| 上品なデザインのフラットシューズ | ゴルフシューズ |
夏のゴルフプレー中の服装と行き帰りコーデの賢い着替え術
ゴルフ場に到着したらプレー用のウェアに、プレーが終わったら帰りの服装に着替えるのが基本です。ここでは、スムーズな着替えのコツや、荷物を減らす工夫についてご紹介します。
プレーウェアのまま行き帰りするのはアリ?ナシ?
「着替えるのが面倒だから、プレーウェアのままゴルフ場に行きたい」と思う方もいるかもしれません。ドレスコードが比較的緩やかなゴルフ場では、プレーウェアでの来場を許可しているところもあります。
しかし、基本的にはプレーウェアでの行き帰りは避けるのがマナーです。 特に、汗をかいた後のウェアのままクラブハウスのレストランを利用したり、電車やバスなどの公共交通機関を利用したりするのは、衛生的にも周囲への配慮の観点からも好ましくありません。
また、ゴルフシューズでの車の運転は、ペダル操作がしにくく危険なため絶対にやめましょう。行き帰りは、必ず普段履き慣れた靴に履き替えることが大切です。
ロッカールームを快適に活用!スムーズな着替えのコツ
ゴルフ場のロッカールームを上手に活用すれば、着替えはもっとスムーズになります。まず、ゴルフ場に到着したら、受付を済ませてロッカーキーを受け取ります。
ロッカーでは、行き帰りの服とプレーウェアを分けて置いておくと、帰りの着替えが楽になります。脱いだ行き帰りの服は、シワにならないようにハンガーにかけておきましょう。
プレー後は、シャワーを浴びて汗を流してから帰りの服に着替えるのがおすすめです。汗を拭くためのタオルとは別に、髪をまとめるヘアゴムや簡単なメイク直し道具があると、さっぱりとリフレッシュできますよ。
荷物をコンパクトに!着回し上手になるアイテム選び
ゴルフの日は、ゴルフバッグにボストンバッグと、何かと荷物が多くなりがちです。少しでも荷物を減らすために、着回しのできるアイテムを選ぶのがポイントです。
例えば、行きに履いてきたスカートの下に、プレーで着用するレギンスをあらかじめ履いておけば、ロッカールームではスカートを脱ぐだけで済みます。 また、インナーを行きとプレーで兼用するという方法もあります。その場合は、吸湿速乾性に優れた機能性インナーを選ぶと快適です。
着回し術の例
- 行き: ワンピース + カーディガン
- プレー中: ポロシャツ + スカート
- 帰り: 行きと同じワンピース + カーディガン
このように、ワンピースを行き帰りで兼用するだけでも、着替えのアイテムを一つ減らすことができます。
知っておくと便利!夏のゴルフ行き帰りに役立つ持ち物リスト

夏のゴルフを快適に過ごすためには、服装以外にも準備しておくと便利なアイテムがあります。ここでは、特に女性におすすめの持ち物をご紹介します。
汗や日焼け対策に!必須のUVケアアイテム
夏のゴルフは、日焼けとの戦いです。プレー中はもちろん、行き帰りの車内やクラブハウスへの移動中でも、紫外線は容赦なく降り注ぎます。
日焼け止めは、プレー前に塗るだけでなく、こまめに塗り直せるように携帯しましょう。スプレータイプのものなら、メイクの上からでも使いやすく便利です。また、UVカット機能のあるサングラスや帽子も必須アイテム。 ただし、クラブハウス内では帽子やサングラスを外すのがマナーなので忘れないようにしましょう。
その他、日傘やUVカット機能のあるアームカバーも、日差しが強い日の移動中に役立ちます。
羽織ものやストールで温度調節&冷房対策
夏場は屋外と屋内の温度差が激しい季節です。特にゴルフ場のクラブハウスは、冷房が強く効いていることが多いため、体が冷えてしまうことも。
そんな時に役立つのが、薄手のカーディガンやジャケット、大判のストールなどの羽織ものです。 サッと羽織れるものが一枚あるだけで、快適さが全く違います。行き帰りの服装に合わせやすいベーシックカラーのものを一つ用意しておくと良いでしょう。
ジャケットはきちんと感も出るため、格式高いゴルフ場へ行く際には特に重宝します。
プレー後のリフレッシュに!あると嬉しい美容グッズ
プレーでたくさん汗をかいた後は、シャワーを浴びてさっぱりしたいもの。その際に、お気に入りのアメニティがあると、よりリラックスできます。
メイク落としシートや洗顔料、化粧水などのスキンケア用品は、トラベルサイズのものをポーチにまとめておくと便利です。また、汗で崩れたメイクをサッと直せるように、ファンデーションやリップなどの基本的なメイク道具も持っていくと安心です。
その他、汗拭きシートや制汗剤、お気に入りの香りのボディミストなどもあると、プレー後の気分転換になりますよ。
サッと履き替えられるセカンドシューズのすすめ
ゴルフ場への行き帰りの靴は、パンプスやローファーが基本ですが、長時間の運転や移動には少し疲れてしまうこともありますよね。そんな時は、履き替え用の楽な靴を車に積んでおくのがおすすめです。
例えば、ゴルフ場の駐車場までは楽なドライビングシューズで運転し、クラブハウスに入る前にパンプスに履き替える、といった工夫ができます。
ただし、クラブハウスに入る際は必ずマナーに合った靴に履き替えることを忘れないようにしましょう。あくまでも、移動中の快適さを確保するための工夫として取り入れてみてください。
【まとめ】夏のゴルフ、行き帰りの服装も女性らしく楽しもう

夏のゴルフ場における女性の行き帰りの服装は、「きれいめ」「清潔感」「涼しさ」の3つがポイントです。 Tシャツやデニム、サンダルといったカジュアルすぎる服装は避け、ワンピースやブラウス+パンツ・スカートといった、上品なスタイルを心がけましょう。
- 基本マナー: クラブハウスは社交の場。高級ホテルに行くような服装を意識する。
- OKコーデ: 襟付きワンピース、ブラウス、きれいめパンツ・スカートが定番。
- NGコーデ: Tシャツ、ジーンズ、サンダル、露出の多い服は避ける。
- 持ち物: UVケア用品、羽織もの、リフレッシュグッズがあると快適度アップ。
一番大切なのは、ゴルフ場のドレスコードを確認し、TPOに合わせた服装を選ぶことです。 マナーを守ることは、同伴者や他のプレーヤーへの配慮にも繋がります。ルールの中で、自分らしい夏のおしゃれを楽しんで、ゴルフ場への行き帰りも素敵な時間にしてくださいね。



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